Ayumu’s blog

いきなり癌と言われて手術を受けない選択をするということ

癌のことを話すか

抗うつ剤、今年になってから飲み始めた。

 

少しずつ効いている気がする。

 

精神科で受診している。今緩和ケアは色々な事情が重なり受けられていない。

今の状況では難しい。

 

12月は、ひたすら吐いていた。

お正月も吐いていた。

年始は必ず着物を着ていたのに着なかった…

いや着れなかった。

ホルモン剤のせいなのか…

理由はわからない…

体調は悪く精神的にはどん底で毎日毎日、泣いて過ごす。

 

そんな最中に、また気分を害することがあった。

 

母親のこと。

 

私は癌のことを信頼できる少数の人にしか話していない。

 

なのに、母はペラペラと誰にでも話す。

 

このことは以前にも、話さないでと頼んだ。

 

なのにまた、同級生が癌だったらしい。

 

うちの娘も…と。。。

 

年齢的に母の同級生が癌になるのは珍しくない。

 

癌の話を聞くのもいい。

 

本人が話すのだから。

 

なぜ私の話を話すのか?

 

そう言うと「私も辛かったから。」

 

母は、いい歳をして大病をした事が一度もない。

幸せなことだ。

入院生活も経験がない。

病気の人の気持ちがわからないのだ。

私は以前にも何度か入院を経験しているので、その辛さはわかる。

 

私が受けた数々の検査。

それすら「そんな検査、私なら受けたくない」と平気な顔をして言う。

私だって受けたくない。だれが検査なんて受けたいのか?

 

歯医者すら嫌いなのだ。

 

もうね、話す言葉がなくなる。

 

しかも、また話した人は私も知っている人でその人はとてもお喋りな人。

 

共通の知人もいる。

 

私の知らない所で、私の癌の話をされる。

 

勝手に広まっていく。

 

耐えられない。

 

なぜ、私の気持ちを汲み取らないのか。

私の病気なのに勝手に話すのか。

 

私は芸能人でもないし、人に話したくなんてない。

 

癌だと知られて、何もいいことなんてない。

それなのに、何度も何度も言っても他人に話す。

 

私の気持ちは置いてけぼりで人に癌だと話す事が一体何の意味があるのか、わからない。

 

私の気持ちが沈んでいく。